侮蔑
またまた、お久しぶりです。
最近、自分の中で「自分」が出来てしまったということを酷く意識するのです。
言葉にしにくいですが、「あぁ、自分は他人には流されないな」といったもの。
「自分が出来た」ということは周りとの差異を感じるということですね。他人があるから自分がある。
そこでいつも思う事は「きっとこの思想は全て先人により踏襲されてきたものだ」ということです。結局は自分も歴史に喰われたままでしかない。
僕の思考の梯子は全て、過去の世界の内包物なのです。同一人物、あるいは別々の人物により思索され完成されたものでしょう。
ですが、過去に無いのはもちろん現在です。
今の世界情勢、日本情勢、僕を取り巻く社会、僕が見える範囲での社会、そして新しいモノ、これらが僕の見做す現在です。
そしてこの現在と過去を上手く利用する事で、誰も行き着いていない思想に到達する。
それこそが現代哲学であり、今の僕の興味を惹くところとなっています。
「自分」を意識する事による傲慢の話はまた今度。
それでは!